こちらは、科学や宇宙に関する趣旨の記事ではなく、「間」と「静寂」に関する記事になります。
古来より日本では、芸術作品に於いても、建造物に於いても、「空間」を大事にした文化が根付いています。 敢えて空間を設けることで光や影を取り入れたり、外の景色を額縁のように切り取って四季の変化を楽しんだり、また、間仕切りを設けることで柔軟に空間に変化をもたらすことのできる日本家屋は、日本文化ならではの「自然美への思い入れ」や「無常観」を象徴しているとも言えます。
西欧諸国に於いても、スティーブジョブズやイーロンマスクなど、テック産業や宇宙産業のCEO、世界的情報媒体を創り出した天才たちが、引き算的日本の価値観に深い愛情を持っていることは有名です。
彼らは、「awkward scilence」と呼ばれる「沈黙」の手法を会話の中に意図的に取り入れており、また、思考力を高めるために敢えて何も考えない時間、瞑想の時間を大切にしているそうです。
一方で、それを阻害しているのが、彼らが開発してきたコンピュータのプログラムや情報プラットフォームであることは大きな矛盾です。ネットを介した様々な活動は、「関わらなければいい」と一言で言えるような簡単なものではなく、スマホの通知、限に続くフィード、アテンションを奪うアルゴリズムは、人が依存しやすいよう、きちんと計算されています。
日常に於いても、学業に於いても、この「間」や「静けさ」を取り入れることで、より自分の内側にフォーカスすることができたり、大局的な物の見方ができたり、新しい発想を得ることもできるように思います。
目まぐるしく移り変わる時代の変化を知るためにオンライン上の情報は必要ですが、情報を自ら選択し、自分の思考をコントロールできるレベルくらいには、この依存を抑えておきたいものです。
あなたは、「何もない」を楽しむことができますか。
参考記事:Why Intelligent Minds Like Elon Musk and Steve Jobs Embrace the Rule of Awkward Silence
Unsplashのgevorg ter-manukyanが撮影した写真

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