学習者がよく直面する悩み・・・。その日のコンディションによって集中できたりできなかったり、達成できたりできなかったり、学びはまるでスパイラルのようです。
自然の中にもたくさんのスパイラルを見つけることができますが、私はぼーっと水の流れを見ることが好きです。蛇口をひねって水を流すとき、最初は緩やかな水の流れも、流れきるときには一気にそのスピードが増していきます。学習も同じように、紆余曲折、最初はその成長のプロセスはゆるやかで、もどかしく感じることもあるかもしれませんが、「ノッてくれば」次第にその勢いは増していきます。
ことばと森塾の授業では、コーチング的なアプローチを取り入れており、特に「学習者自身で戦略を立てたり」、「意思決定をすること」、「失敗を恐れずにチャレンジできる勇気」、そして「困難を乗り越える力」といった心理学的な側面にフォーカスしています。
キャロル・ドウェック: 必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ―
私のお気に入りの動画になりますが、ここでは簡単に、脳科学者キャロル・ドウェックによるこの動画をもとに、成績アップのコツを紹介したいと思います。
まず彼女は、学習におけるレベルが同等の生徒を2つのグループに分け、それぞれのグループの学習における成長度を測定しています。
最初のグループの生徒には、「スコアや生徒自身の才能や資質を褒める」を繰り返し、2つ目のグループの生徒には、「生徒自身が立てた戦略や失敗の数、努力、成長のプロセスを褒める」を繰り返したそうです。
その結果として、前者のグループの生徒は、①試験や成績と向き合う忍耐力や勇気、持続力が身につかず、②「完璧な自分」以外を受け入れることができず、結果として成績が下がってしまいました。
一方で、後者のグループに属していた生徒たちは、①もっと難しい問題にもチャレンジしたい、②失敗することも楽しい、③次のチャレンジに向けて戦略を立てることが楽しい、と、学びのプロセスを喜べるようになり、結果として前者のグループよりもはるかに高い成績を収めることになりました。
私は彼女のプレゼンテーションの内容がとても好きで、生徒をサポートする際の基本的なマインドセットとして利用しています。
私自身も、スコアや成績そのものにこだわっていた時代があったので、自分がtransform(変身、変態)するためにも、大変この動画が役に立ちました。
「失敗の数が自己成長につながる」、という概念を身に付けてからは、結果にとらわれず、戦略を立てたり、繰り返し失敗しながら、またそれを楽しみながら、よりよい成果を残していくことにフォーカスできるようになりました。
さらにこのアプローチを採用すると、「続けることに意味がある」ということを本気で信じられるようになり、困難から逃げない強い精神力も身についていったように思います。
また、気づいたこととして、スポーツ選手にメンタルの強い人が多いのは、勝ったり負けたり、といった、「チャレンジする機会」が多く、結果に一喜一憂するだけでなく、「次に勝つにはどうすればよいか」を必然的に考えるようになるからではないかと考えています。勝つことも負けることもあるが、それそのものを楽しめるのがスポーツの醍醐味でもあるのかなと思います。
授業に於いても、何よりも「学ぶことが楽しい!」「自分が成長できていることがうれしい!」と思ってもらえるようなアシストを心掛けています。
一緒にたくさん失敗していきましょう(^^♪。
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